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掃き出し法

代入法や加減法は未知数が少ないときには便利ですが、方程式と未知数が増えると手順を管理しにくくなります。掃き出し法は未知数の記号を省いた拡大係数行列を使い、同じ操作を規則的に繰り返します。

これらは、方程式の順番を変える、方程式の両辺を同じ非零数倍する、ある方程式の定数倍を別の方程式に加える操作に対応します。どの操作も元へ戻せるため、解集合は変わりません。

二元連立一次方程式の完全な計算

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さらに、各ピボットを 11 にし、その列のほかの成分をすべて 00 にした形を簡約行階段形といいます。二元の例の最後の行列は簡約行階段形です。三元の例は行階段形まで作り、下から代入しました。

Q掃き出し法で解く★★☆
{x+y=43xy=4\begin{cases} x+y=4\\ 3x-y=4 \end{cases}

を拡大係数行列に直し、簡約行階段形まで変形して解を求めてください。

HINTヒントを見る

第2行から第1行の3倍を引くと、xx の係数を0にできます。

ANS解答を見る
(114314)R2R23R1(114048)\left(\begin{array}{cc|c}1&1&4\\3&-1&4\end{array}\right) \xrightarrow{R_2\leftarrow R_2-3R_1} \left(\begin{array}{cc|c}1&1&4\\0&-4&-8\end{array}\right)R214R2(114012)R1R1R2(102012).\xrightarrow{R_2\leftarrow-\frac14R_2} \left(\begin{array}{cc|c}1&1&4\\0&1&2\end{array}\right) \xrightarrow{R_1\leftarrow R_1-R_2} \left(\begin{array}{cc|c}1&0&2\\0&1&2\end{array}\right).

したがって (x,y)=(2,2)(x,y)=(2,2) です。

Q基本行変形を選ぶ★☆☆

拡大係数行列

(123258)\begin{pmatrix}1&2&|&3\\2&5&|&8\end{pmatrix}

の左下の2を0にする基本行変形を書き、その結果を求めてください。

HINTヒントを見る
第2行から第1行の2倍を引きます。
ANS解答を見る

R2R22R1R_2\leftarrow R_2-2R_1 により

(123012)\begin{pmatrix}1&2&|&3\\0&1&|&2\end{pmatrix}

となります。行全体に同じ操作を施しているため、解集合は変わりません。

Q自由変数を含む解を求める★★★
{x+y+z=2,2x+2y+2z=4,xy+z=0\begin{cases} x+y+z=2,\\ 2x+2y+2z=4,\\ x-y+z=0 \end{cases}

を解いてください。

HINTヒントを見る
第2式は第1式の2倍です。z=tz=t と置き、残る二式を解きます。
ANS解答を見る

z=tz=t と置くと、x+y=2tx+y=2-txy=tx-y=-t です。加えると x=1tx=1-t、そこから y=1y=1 を得ます。したがって

(x,y,z)=(1t,1,t)(tR)(x,y,z)=(1-t,1,t)\qquad(t\in\mathbb R)

で、自由変数が一つあります。