ベクトルとは
なぜベクトルが必要なのか
Section titled “なぜベクトルが必要なのか”位置や速度のように、一つの数だけでは表せない情報があります。東向きに3、北向きに2進む移動は、二つの数 を一組にして初めて表せます。ベクトルを使うと、このような複数成分をもつ量を一つの対象として足したり、拡大したりできます。
幾何ベクトルと数ベクトル
Section titled “幾何ベクトルと数ベクトル”高校数学では、ベクトルを大きさと向きをもつ矢印として学びます。この見方を幾何ベクトルと呼ぶことがあります。一方、座標を決めると矢印の横方向・縦方向の移動量を数の組で表せます。
実数を二つ並べたベクトル全体を
と書きます。同様に、三つの実数を並べたベクトル全体が です。
ベクトルの基本演算
Section titled “ベクトルの基本演算”すべての成分が のベクトルを零ベクトルといい、 と書きます。どのベクトル に対しても です。
ベクトルの引き算は
と定めます。つまり、対応する成分どうしを引きます。
点とベクトルは同じものか
Section titled “点とベクトルは同じものか”座標平面の点 は場所を表し、ベクトル は移動量を表します。本来の役割は異なります。ただし、原点 から点 へ向かう位置ベクトルを使うと、どちらも同じ数の組で表されます。
Qベクトルの基本計算★☆☆
について、、、 を求めてください。
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対応する成分ごとに計算します。 では二つの成分の両方に を掛けます。
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Q二つのベクトルによる表示★★☆
となる実数 を求めてください。
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各成分を比較して 、 を解きます。
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二式を加えると なので 、差を取ると なので です。実際、 となります。
Qベクトル方程式を解く★★★
、 に対し、 を満たすベクトル を求めてください。
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としてから、各成分を3で割ります。
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なので、 です。代入すると です。