減衰があると振幅は時間とともに小さくなります。破線は振幅を包む指数関数を示します。
変位 y(t) を平衡位置から測ります。フックの法則の復元力は −ky、速度比例の減衰力は −cy′。ニュートンの法則から
my′′+cy′+ky=F(t),m>0,c≥0,k>0.
m は質量、c は減衰係数、k はばね定数、F は外力です。各項の単位は力で一致します。
F=0,c=0 なら固有角振動数 ω0=mk で
y=Acosω0t+Bsinω0t=Rcos(ω0t−ϕ).
R が振幅、ϕ が位相です。通常の周波数は f0=2πω0。エネルギー E=2my′2+2ky2 は無減衰なら一定です。
周期外力 F0cosωt に対し、解は同次解(過渡応答)と特殊解(定常応答)の和です。c>0 の非共鳴定常振幅は
A(ω)=(k−mω2)2+c2ω2F0.
減衰がある場合、振幅最大の角振動数は一般に ω0 と一致せず、十分強い減衰では明瞭なピークがない場合もあります。
Q基本:無減衰自由振動★☆☆
2y′′+8y=0,y(0)=3,y′(0)=0 を解いてください。
HINTヒントを見る
ANS解答を見る
y=3cos2t。代入すると
2(−12cos2t)+8(3cos2t)=0。
Q標準:減衰分類★★☆
y′′+6y′+8y=0 を分類し一般解を求めてください。
HINTヒントを見る
Δ=36−32。
ANS解答を見る
Δ>0 なので過減衰。根は
−2,−4、
y=C1e−2t+C2e−4t。
Q発展:共振初期値問題★★★
y′′+4y=cos2t,y(0)=0,y′(0)=0 を解いてください。
HINTヒントを見る
yp=(4t)sin2t。
ANS解答を見る
yh=C1cos2t+C2sin2t。初期条件から
C1=C2=0。よって
y=(4t)sin2t。二階微分との和
4y を計算すると
cos2t。