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必要条件・十分条件・同値条件

PP ならば QQ」「PP であれば QQ」「PP であるためには QQ が必要」「PP only if QQ」はいずれも PQP\Rightarrow Q を表します。「PP であるときに限り QQ」は文脈で曖昧になりやすいので、数式で向きを確認します。

正方形であることは長方形であるための十分条件で、長方形であることは正方形であるための必要条件です。逆は一般に成り立ちません。

集合の包含 ABA\subseteq BxAxBx\in A\Rightarrow x\in B がすべての xx で成り立つことです。条件を追加すると満たす対象が減るため「条件を強くする」、条件を外すと「弱くする」といいます。

元の命題 PQP\Rightarrow Q と対偶 ¬Q¬P\neg Q\Rightarrow\neg P は同値ですが、逆 QPQ\Rightarrow P は一般に別です。

Q条件の向き★☆☆

「整数 nn が6の倍数なら3の倍数である」について必要条件・十分条件を答えてください。

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矢印は「6の倍数」から「3の倍数」です。

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6の倍数であることは3の倍数であるための十分条件、3の倍数であることは6の倍数であるための必要条件です。33 が反例なので必要十分ではありません。

Q同値を両方向で示す★★☆

整数 nn について「nn が奇数」と「n2n^2 が奇数」が同値であることを示してください。

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一方は n=2k+1n=2k+1 を展開し、逆方向は対偶を使えます。

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n=2k+1n=2k+1 なら n2=2(2k2+2k)+1n^2=2(2k^2+2k)+1 で奇数です。逆は対偶を示します。n=2kn=2k なら n2=2(2k2)n^2=2(2k^2) で偶数なので、「n2n^2 が奇数なら nn は奇数」です。

Q誤った同値を反例で調べる★★★

実数 xx について x2>xx>1x^2>x\Leftrightarrow x>1 は正しいですか。

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x2>xx^2>xx(x1)>0x(x-1)>0 とします。

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x>1x>1 なら成立しますが、x<0x<0 でも x(x1)>0x(x-1)>0 です。たとえば x=1x=-1 が反例なので同値ではありません。正しくは x2>x(x<0 または x>1)x^2>x\Leftrightarrow(x<0\text{ または }x>1) です。