写像とは
このサイトでは「関数」を主に数を扱う写像という語感で使いますが、数学的には写像とほぼ同じ意味で扱います。
写像を定めるには、定義域、終域、対応規則の三つが必要です。同じ式 でも は別の写像です。
恒等写像 は 、定数写像はすべての入力を固定した一つの値へ送ります。
∵証明
任意の入力 に対して両辺の値はどちらも です。定義域・終域も一致するので写像として等しいです。
写像がwell-definedであるとは、許された各入力に、表示の選び方に依存しない終域内の値が一つ定まることです。たとえば同じ対象に複数の表示がある場合、表示を変えても出力が変わらないことを確かめます。
二つの写像が等しいとは、定義域と終域が同じで、すべての入力で値が一致することです。
逆写像 は と を満たす写像です。存在するには が全単射でなければなりません。詳しい条件は次の記事で扱います。
Q定義域・終域・値域★☆☆
、 の値域を求めてください。
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各入力の値を列挙します。
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出力は4、1、0、1、4なので、値域は です。終域 とは一致しません。
Q合成と逆像★★☆
、、、 とします。 と を求めてください。
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を解きます。
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です。
したがって逆像は です。
Q逆像が共通部分を保つことを示す★★★
写像 と部分集合 に対して
を示してください。
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を一つ取り、左辺に属する条件を順に言い換えます。
ANS解答を見る
は と同値です。これは かつ 、すなわち かつ と同値です。よって両辺は同じ要素を持ちます。