行列式は正方行列に対して定義され、detA または ∣A∣ と書きます。このサイトでは絶対値との混同を避けるため主に detA を使います。
この規則で三角行列まで変形すれば、対角成分の積から行列式を求められます。上三角・下三角行列では
detA=a11a22⋯ann.
detA=0 は、列ベクトルが一次従属で、面積・体積を低い次元へ押し潰すことを意味します。
発展的には、一般の n×n 行列式を置換の符号付き和で定義できます。ここでは幾何学的意味と計算法を優先します。
Q3×3行列式★☆☆
A=210032101 の行列式を求めてください。
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第1行で余因子展開します。
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detA=23201+11032=2⋅3+2=8.第1行第3列の符号は (−1)1+3=+1 です。
Q行基本変形と面積★★☆
B=(1324) の第2行に第1行の −3 倍を加え、その後2行を交換して得る行列の行列式を追跡してください。また元の列が作る平行四辺形の面積を求めてください。
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行の定数倍を加える操作では不変、交換では符号が反転します。
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detB=4−6=−2 です。R2←R2−3R1 後も −2、2行を交換すると 2 です。元の平行四辺形の面積は絶対値 ∣−2∣=2 です。
Qパラメータと可逆性★★★
A=(12a4)が可逆でなくなる実数 a を求め、そのとき列ベクトルが一次従属になることを確認してください。
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detA を計算し、0となる条件を求めます。
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detA=4−2a なので、可逆でないのは a=2 のときです。このとき
A=(1224)で、第2列は第1列の2倍です。したがって列ベクトルは一次従属です。